ジオパーク

 ジオ(Geo)とは 地球・大地のことです。ジオパークとは、地球活動の遺産と人間との関わりを楽しく学ぶことができる地質や地形を見所とする自然の中の公園です。
 ユネスコの支援により、世界ジオパークとして29か国・100地域が認定されており、日本には6つの世界ジオパークがあります。また日本ジオパークとして、伊豆半島を含む 33ものジオパークがあります。規制の緩い世界遺産みたいなもので、活用することが重要です。

  • 地域づくりに・・・・・・・・ジオパークを活用
  • 防災教育に・・・・・・・・・ジオパークを活用
  • 子供たちの未来のために・・・ジオパークを活用
  • 持続可能な社会へ・・・・・・ジオパークを活用
  • ジオを人々に・・・・・・・・ジオパークを活用
  • 世界と手をつなごう・・・・・ジオパークを活用

伊豆半島ジオパーク

 伊豆半島は平成24年9月に日本ジオパークのひとつとして、日本ジオパークネットワークより認定されました。伊豆半島は、[南から来た火山の贈りもの]というテーマで、13市町(2013年10月からは、15市町)が協力して、日本ジオパーク認定を推進してきました。 平成27年の世界ジオパーク認定に向けて活動を続けています。
長期間にわたる様々な時代の地球活動の遺産が伊豆半島の各地で見ることができ、伊豆半島は地球活動の博物館とも言われています。堂が島・城ケ崎などの主なジオ遺産は、観光地として多くの人を惹きつけていますが、他にも半島各地にはあまり知られていないジオ遺産が点在しています。


伊豆半島の成り立ち

伊豆半島は、今から約2000万年前には、本州から南に数百Kmも隔たった深い海の海底火山群でした。その海底火山群はフィリピン海プレートに乗っかって年間数センチというゆっくりとした速度で北西に移動して、約100万年前に本州と衝突しました。その後の火山活動と地殻変動により伊豆半島が隆起・陸化して、風化と浸食により、現在の伊豆半島が造られました。


地球活動はしばしば自然の猛威を振るうこともありますが、古来から人々はそれも自然の営みとして受け入れて、この半島を生活の場として共生してきました。ジオパークをとおして、地球活動に興味をもっていただき、理解することで、むやみに災害を恐れるのではなく、防災・減災に生かしましょう。

函南町には、十国峠・丹那断層などの有名なジオサイト(ジオに触れられる場所)がありますが、その他のマイナーなジオサイトも紹介します。


伊豆半島での噴火活動の歴史と函南の大地の形成

年代 伊豆半島の噴火活動 函南の形成
137億年前 宇宙誕生
46億年前 地球誕生
4000万年前 海底と陸上の火山噴火で、伊豆半島の土台を造る 海底にあった
2000〜1000万年前 本州から南に数百Km隔たった深い海での海底火山活動
1000〜200万年前 浅い海での海底火山活動 沼津アルプス、大仁城山森山・日守山など
200〜100万年前 本州への衝突始まる、海底火山が隆起して陸化 下田富士、寝姿山など 隆起・陸化始まる
100〜20万年前 陸上大型火山(複成火山)活動 達磨火山、天城火山、箱根火山など
80〜30万年前 湯河原火山、多賀火山など 噴火した多賀火山の西側斜面の位置に、丹那の土台が形成される
川の浸食により、多賀火山の西斜面に、冷川などの渓谷ができる
15〜14万年前 東部火山群(単成火山)活動 遠笠山火山など 東部火山群の活動に連動して、丹那断層の活動始まる
繰り返される地震で断層沿いに谷間ができ、その谷間を流れる柿沢川の渓谷の浸食と周囲の山からの土石流の堆積により、丹那盆地と田代盆地が形成される
4000年前 大室火山など
2300年前 矢筈火山など
1930年 伊東群発地震 北伊豆地震 丹那断層で2mの左横ずれ
1989年 手石海丘の海底噴火
引用文献(上の表中の説明は、次の文献を参考にして、案内人の理解の範囲内で記しています)
小山真人静大教授著【伊豆の大地の物語】(静岡新聞社刊)