興聖寺本堂の右手の杉戸2枚に、雌雄一対の鹿ともみじが描かれています。
構図や色彩、筆勢などから17世紀末から18世紀頃の琳派の系統の絵師によるものと推定されています。町内に残る絵画の中で美術的に最も優れた価値のある作品で、函南町の文化財に指定されています。
襖絵には、4つの火縄銃弾の跡があります。まんが日本昔話で[あばれ鹿]として放送されました。
Information
- なし
- 伊豆箱根鉄道線・伊豆仁田(いずにった)駅から徒歩約1.2Km
- なし
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マリア観音(子安観音)
興聖寺本堂の左手奥の厨子に、小さな観音様が納められています。大場川近くにあった子安堂の観音様を、文久年間に興聖寺に移したそうです。小川家が子宝を願って、明治十年(十四年?)に子安観音として祀っていたものです。
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十字架?
子安観音の頭の冠に十字架があることから、この土地の隠れキリシタンが崇拝していたマリア観音とする説もあります。冠は後から加えられた可能性があるそうです。
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キリスト?
観音様が胸に抱いている子供をキリストとする説もあります。
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興聖寺
森山の北麓に佇む興聖寺は、豆国八十八か所霊場の第十六番札所です。