田方平野に孤立する海抜36mの丘陵は、地元では森山または田方の杜と呼んでいます。
今から1000万年前に、伊豆半島が本州に衝突する前はこの地は浅い海底にありました。森山はその海底にあった火山の根とその噴出物が堆積し、その後に浸食されて残ったものと考えらています。 縄文海進の時代には、古狩野湾という海の中に浮かぶ島であったので、海浜性のウバメガシやヒトツバなどが見られます。 狩野川が造った田方平野の中に、孤立していますが、静浦山地と同様に白浜層群の海底火山噴出物が隆起したものです。
Information
- なし
- 伊豆箱根鉄道線・伊豆仁田(いずにった)駅から徒歩約1Km
- あり
見どころ
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田方の杜
田方平野に孤立する海抜36mの丘陵は、地元では森山または田方の杜と呼びます。
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満宮神社
森山のふもとに満宮神社が鎮座し、塚本の村社として親しまれています。
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岩脈
山麓には、ところどころに溶岩の露頭も見られます。静浦山地と同時代の海底火山から噴出した岩脈です。
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節理
岩脈の一部には、収縮時の節理が見られます。
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山頂
山頂には、森山稲荷神社と放送塔が仲良く同居しています。
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肥付石
満宮神社境内左手に祀られている石で、豆州誌稿に[この石の上に上ると、足浮腫す]といわれた石です。