文化３年（１８０６年）、長源寺裏山中腹に、西国三十三所観音霊場が開かれました。発願者は元高源寺住職で、隠居寺として長源寺に入山していた月船和尚でした。広く伊豆一円からの浄財寄進を仰ぎ、西国三十三所観音霊場の本尊仏の石像を刻んで山腹に安置し、ミニ観音霊場として、多くの人々が巡拝したものです。
- 地域
- 桑原
- 名称
- 西国三十三観音霊場
- 分類
- 石造物遺産：三十三観音霊場
- 住所
- 静岡県田方郡函南町桑原592
西国三十三所観音霊場は、和歌山県那智勝浦町・那智山青岸渡寺を発願寺、岐阜県揖斐川町・谷汲山華厳寺を結願寺とする三十三か所の観音菩薩を巡拝するものです。
山頂にある巡拝塔から、桑原の里人の中にも巡拝された人があったことが知ることができます。その旅は信仰とはいえ大変なことであったと想像されます。そこで、ミニ観音霊場が開かれたのです。
伊豆にもいくつかの三十三か所霊場の写し霊場が残ります。
Information
- あり・無料・数台
- JR東海道線・函南（かんなみ）駅から徒歩約3Km
- あり
見どころ
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第1番 如意輪観音
那智山・青岸渡寺
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第2番 十一面観音
紀三井山・紀三井寺
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第3番 千手観音
風猛山・粉河寺
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第4番 千手観音
槇尾山・施福寺
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第5番 千手観音
紫雲山・葛井寺
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第6番 千手観音
壺阪山・壺阪寺
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第7番 如意輪観音
東光山・岡寺
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第8番 十一面観音
豊山・長谷寺
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第9番 不空羂索観音
興福寺・南円堂
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第10番 千手観音
明星山・三室戸寺
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第11番 准胝観音
深雪山・上醍醐寺
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第12番 千手観音
岩間山・岩間寺
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第13番 如意輪観音
石光山・石山寺
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第14番 如意輪観音
長等山・三井寺
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第15番 十一面観音
新那智山・今熊野観音寺
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第16番 千手観音
音羽山・清水寺
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巡拝塔
ミニ霊場の頂上には、実際に西国三十三か所霊場に巡拝した人が建てた巡拝塔が建てられています。
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勢至菩薩
霊場の頂上の平地は極楽浄土が創出されています。善光寺如来と手石如来の阿弥陀様を中心として、三十三体の観音菩薩と釣り合うように勢至菩薩が祀られています。
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善光寺如来
善光寺の阿弥陀如来に相当する阿弥陀如来像（一光三尊形式ではないが）が祀られています。
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手石如来
南伊豆・手石の阿弥陀窟で見られるという伊豆の七不思議のひとつの［手石如来］を模した阿弥陀三尊（右から阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩と並びが異なる）が刻まれています。
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第17番 十一面観音
補陀洛山・六波羅蜜寺
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第18番 如意輪観音
紫雲山・六角堂
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第19番 千手観音
霊麀山・革堂
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第20番 千手観音
西山・善峯寺
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第21番 聖観音
菩提山・穴太寺
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第22番 千手観音
補陀洛山・総持寺
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第23番 千手観音
応頂山・勝尾寺
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第24番 十一面観音
紫雲山・中山寺
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第25番 千手観音
御嶽山・播州清水寺
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第26番 聖観音
法華山・一乗寺
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第27番 如意輪観音
書寫山・圓教寺
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第28番 聖観音
成相山・成相寺
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第29番 馬頭観音
青葉山・松尾寺
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第30番 千手観音
厳金山・宝厳寺
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第31番 千手観音
姨綺耶山・長命寺
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第32番 千手観音
繖山・観音正寺
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第33番 十一面観音
谷汲山・華厳寺