• 氷ヶ池

        
  •  
  •  
  •  

氷ヶ池は玄岳の北側にある小さな池です。氷ヶ池は断層ずれによって生じた窪地に水がたまって、池になっています。 氷ヶ池付近の断層は、丹那断層の主断層の動きに関連して、「左ずれ」と「右ずれ」が対になってできる共役断層と呼ばれるもので、丹那断層とは向きが違います。

氷ヶ池
地域
函南町内
名称
池・滝
分類
ジオ遺産・池
住所
静岡県田方郡函南町畑

Information

 
なし
 
公共交通機関によるアクセスなし
 
なし

見どころ: 池

  • 氷ヶ池結氷
    氷ヶ池結氷

    明治の頃、冬の間に凍った池の氷を切り出して、池端の氷室に保存しておき、夏に熱海の旅館などに氷菓の材料として売りに行ったそうです。写真は平成24年2月の結氷時のものですが、厚くはありませんでした。 昔は、今よりももっと寒かったことでしょうね。

  • 氷ヶ池から富士山
    氷ヶ池から富士山

    氷ヶ池は富士山の撮影ポイントとしても知られています。

  • ヤマツツジ
    ヤマツツジ

    玄岳の直下にある氷ヶ池もその一つで、ヤマツツジに囲まれた氷ヶ池と富士山のツーショットが人気の場所です。

  • イモリヶ池
    イモリヶ池

    スカイライン沿いにあり、窪地(共役断層によってできたと考えられる)を人工的にせき止めて灌漑用(?)に使っているようです。

  • イモリヶ池全景
    イモリヶ池全景

    池の周りに歩く道はありません。

  • 大沢の池
    大沢の池

    函南町ではありませんが、玄岳の西側の池の山峠近くにある大沢の池も共役断層によってできた谷に水がたまったものです。

  • 大沢の池と丹那断層
    大沢の池と丹那断層

    写真の真ん中の鞍部が池の山峠あたりです。

  • 牧場の池
    牧場の池

    玄岳付近に降った雨や雪が地下水となって湧き出た湧水を溜めて池にしています。年中絶えることが無く、畑区の水道や灌漑用水として使われています。 古くは源頼朝の愛馬[池月]がこの池の近くに棲息していたと言われます。明治にはこの地で馬の放牧が行われていました。 丹那トンネル工事に伴う渇水対策として、堤防を高く築いて貯水池としました。

  • 田代・不動池
    田代・不動池

    丹那トンネル工事によって、丹那盆地周辺の地下水が枯れたことに対する補償として、作られた小さなため池です。 田代盆地の水田などの用水として使われていますが、以前は各家庭の上水としても使われていたそうです。 初夏の頃、きれいな湧水にはホタルが舞い飛ぶ姿も見られます。

  • 軽井沢・ため池
    軽井沢・ため池

    丹那トンネル工事によって、丹那盆地周辺の地下水が枯れたことに対する補償として、昭和4年に作られたため池です。 軽井沢峠を源流とする柿沢川上流からの水をせき止め、水田等への用水の安定供給と下流域の防災上の安全を確保しています。

  • 間宮・天池
    間宮・天池

    間宮の住宅街の中に天池という小さな池があります。直径7メートルですが、深さは計り知れず、旱魃の年も減水しなかったと言い伝えられています。 この近くには、いくつかの湧き水があり、この池も湧き水だそうです。

  • 紫水の池
    紫水の池

    紫水の池は丹那断層に沿ってできたくぼ地に箱根南麓の雨水が溜まった池を整備したものです。

もっと見る(残り-33)

  • 紫水の池全景
    紫水の池全景

    上空から池面を撮影しました。

  • 紫水の池空撮
    紫水の池空撮

    紫水の池は、丹那断層によって刻まれた谷のようです。

  • 柏谷・堤ヶ池
    柏谷・堤ヶ池

    下流の水田用の農業用水を溜める池で、防火用水の目的もあります。柏谷池とも呼ばれます。

  • 柏谷・厳島神社
    柏谷・厳島神社

    柏谷公園の地は、昔は湖でしたが、851年に突然、岩礁が隆起して島となったので、その地に厳島神社を遷座したと伝えられます。851年に北伊豆断層帯を震源とする地震があったのでしょうか?

滝:もっと見る(残り-33)

見どころ: 滝

  • お鶴が盤石の滝
    お鶴が盤石の滝

    変わった名前の滝です。元々は、盤石の滝と言われていましたが、お鶴さんという娘が恋に破れて投身してからは、この名前になったそうです。 (別の謂れも伝わっています)昔、おツルという女の子がワラビ採りに行き、この石の所でいなくなった。そこに大蛇の抜け殻があったので、おツルは大蛇に呑まれたのだろうと考えられた。 来光川の馬坂あたりの支流の途中にあり、5メートルほどの落差で水量は少ないです。巨石で水流が遮断されたようです。周囲には、安山岩の巨石が点在しています。

  • 観音滝
    観音滝

    函南町の東の山間部は、湯河原火山と熱海火山の噴出物が造った傾斜地です。溶岩流を侵食して、いつくかの小さな滝があります。観音滝は、木立キャンプ場の手前にあり、湯河原火山の溶岩流の上を流れ落ちます。

  • 観音滝・空撮

    観音滝とその上流を空撮しました。

  • 観音堂
    観音堂

    観音滝の右岸には、観音堂があります。

  • 馬頭観音
    馬頭観音

    観音堂内には、馬頭観音が線刻された石造物が祀られています。

  • 冷川・不動滝
    冷川・不動滝

    湯河原火山の溶岩流を侵食した小さな滝です。源流は300mほど上流の入穴(いりあな)と呼ばれる小さな湧水です。

  • 冷川・赤不動
    冷川・赤不動

    不動院は拝殿であり、窓を開けると上(滝の右上)にある石窟が見え、中には、赤不動明王が祀られているそうです。

  • 冷川・弘法座禅石
    冷川・弘法座禅石

    弘法大師が修行で座禅して滝に打たれたと伝えらます。

  • 冷川・降魔の剣
    冷川・降魔の剣

    滝の上の岩には青銅製の【降魔の剣に炎】が挿されています。

  • 田代・不動滝
    田代・不動滝

    田代盆地にも不動の滝があります。落差6メートルの滝で、田代盆地の水田を潤しています。

  • 田代・布滝
    田代・布滝

    冷川の上流には、布滝と呼ばれる滝があります。

  • 田代・白滝
    田代・白滝

    布滝の下流にある滝(白滝と呼ばれる滝か?)

  • 舟山・弘法爪彫不動の滝
    舟山・弘法爪彫不動の滝

    船山の陶紫苑の奥の冷川沿いに、弘法大師が爪で彫ったと言われる不動像があります。その手前に落差5メートルほどの滝があります

  • 舟山・滑滝
    舟山・滑滝

    爪彫不動滝の上部は、溶岩流の滑滝となっています。

  • 舟山・弘法爪彫不動
    舟山・弘法爪彫不動

    弘法爪彫不動滝の傍の溶岩流の壁には、弘法大師が爪で彫ったと伝えられる不動明王の線刻(左)と、新しい不動明王の線刻(右)が刻まれています。

  • 柿沢川・せきれいの滝
    柿沢川・せきれいの滝

    柿沢川の中流にかかる熱海火山の溶岩流を侵食した滝です。

  • 平井・不動滝
    平井・不動滝

    平井にあるひょうたん山からの湧水が細い水流で落ちる小さな滝です。


TOP