• 巨石・露頭:こだま石

        
  •  
  •  
  •  

函南町の東側の山地には、巨石が点在します。いずれも、湯河原火山お熱海火山の崩壊の際に転がってきた転石と考えられます。 中でも”こだま石”は江戸時代から有名で、伊豆の七不思議のひとつになる伝説が残ります。

こだま石
地域
函南町
名称
巨石・露頭: こだま石
分類
ジオ遺産・巨石
住所
静岡県田方郡函南町平井

高さ5m, 幅2mの大石が、ゆるやかな山の斜面に北面しており、向かい側の斜面から大声を出すと反響するので、[こだま石]とという名前がついたといわれています。[おうむ石][ひびき石]の別名もあります。


Information

 
なし
 
公共交通機関によるアクセスなし
 
なし

見どころ: 巨石

  • 三宝大荒神の巨石群
    三宝大荒神の巨石群

    三宝大荒神は、畑毛(はたけ)の山中にある神社で、荒神さん(竈の神様)を祀ります。境内には熱海火山からの転石と考えられる巨石が見られます。

  • 三宝大荒神の摩崖仏
    三宝大荒神の摩崖仏

    祠の右手に、二つに割れた大石があります。

  • 三宝大荒神・地蔵菩薩像
    三宝大荒神・地蔵菩薩像

    大岩の左側に地蔵菩薩の像(高さ58cm)が線刻されています。

  • 三宝大荒神・阿弥陀如来
    三宝大荒神・阿弥陀如来

    右の欠けた岩には、日輪(径 73cm)とその中に阿弥陀如来を表す梵字(ぼんじ)が線刻されています。永徳二年の紀年銘があり町内最古の石造物です。

  • 大竹・春日神社の大石
    大竹・春日神社の大石

  • 軽井沢・A地点近くの大岩
    軽井沢・A地点近くの大岩

  • 玄岳山麓・巨石群
    玄岳山麓・巨石群

    玄岳登山道沿いにも大岩が点在しています。

  • 平井・不動岩
    平井・不動岩

    不動滝は、不動岩と呼ばれる大岩の間からの湧水が源流です。

  • 函南神社境内の大岩
    函南神社境内の大岩

  • 桑原・観音滝近くの大岩
    桑原・観音滝近くの大岩

  • お鶴が盤石の滝 近くの大岩
    お鶴が盤石の滝 近くの大岩

  • 田代・大丸石(おおまるいし)
    田代・大丸石(おおまるいし)

もっと見る(残り-26)

  • 細沢・巨石群
    細沢・巨石群

    柿沢川の支流の細沢沿いには、巨石群が見られます。

  • 細沢・ヨーグルト岩
    細沢・ヨーグルト岩

  • 細沢の巨石
    細沢の巨石

    他にもいくつかの巨石が点在します。

  • 泉龍寺・猫塚
    泉龍寺・猫塚

    函南町のお祭り[猫おどり]は、軽井沢に伝わる猫おどりの民間伝承が[まんが日本昔話]に取り上げられたことをきっかけに始まりました。泉竜寺の境内右手奥に猫塚と名付けられた大石があります。

  • 亀石
    亀石

    皆畑(みなはた)の道沿いに置かれた小さな石は亀石と呼ばれます。

  • 神原・つぶて石
    神原・つぶて石

    源為朝の老僕に「八丁礫喜平次]と呼ばれるつぶて投げの名手がいましたが、それと関係あるといわれます。この地は[つぶて石]という地名です。ツブテ石やコンボ石と呼ばれます。

  • 満宮神社・肥付石
    満宮神社・肥付石

    豆州誌稿で[この石の上に上ると、足浮腫す]といわれた石

  • 桑原・子畑石
    桑原・子畑石

    桑原・入谷の小さな祠に安置される二つの石(陰石ともいう)です。安産を願って祀られているのでしょう。

  • 養徳寺・陽棒
    養徳寺・陽棒

    平井の養徳寺の境内に、男根を象徴する石棒(陽棒、陽石ともいう)4本が祀られています。縄文時代の鬢の沢(びんのさわ)遺跡から出土しました。

  • 八島手神社・白蛇石
    八島手神社・白蛇石

    丹那・西方の八島手神社の本殿左手に、白蛇石と呼ばれる石が結界で区切られています。白蛇をこの石の下に鎮めてあるので、揺り動かしたり、触ってはいけません

  • 八島手神社・亀石
    八島手神社・亀石

    白蛇石の後方には、亀石があります。

露頭:もっと見る(残り-15)

見どころ: 露頭

  • 桑原・稲荷神社の露頭
    桑原・稲荷神社の露頭

    函南町の東側の山地には、溶岩流や軽石火砕流、ローム層の露頭が点在します。

    桑原の稲荷神社の背後の崖には、約40万年前~25万年前に噴火した湯河原火山の噴出物が露頭しています。

  • 入谷・万年杉の露頭
    入谷・万年杉の露頭

    桑原・入谷の万年杉の観音堂奥に、湯河原火山の溶岩流が露頭します。岩の上には、不動明王の石仏が祀られています。

  • 岩脈(がんみゃく)
    岩脈(がんみゃく)

    熱函道路下の洞に、熱海火山の岩脈らしきものが露頭します。

  • 岩脈
    岩脈

    玄岳の熱海側の林道沿いに岩脈があるといわれています。明確ではありませんが、この露頭が相当すると考えます。

  • 岩脈
    岩脈

    玄岳の熱海側を流れる和田川の上流の川床に未発達の節理を呈する岩脈らしきものが露頭します。

  • 柿沢川・溶岩流
    柿沢川・溶岩流

    柿沢川の原山橋(はらやまばし)の上流の川床に、熱海火山の溶岩流が水流に浸食されて滑沢になっています。

  • 鮫ヶ淵(さめがふち)
    鮫ヶ淵(さめがふち)

    柿沢川の原山橋の上流に、板状節理(ば゜んじょうせつり)を呈する溶岩流が露頭します。

  • 日守・採石場跡
    日守・採石場跡

    日守山の麓にある採石場跡では、海底火山の噴出物が採石されていました。

  • 冷川・軽石火砕流
    冷川・軽石火砕流

    冷川の崖には、箱根の軽石火砕流堆積層を刳り抜いた穴があります。

  • 丹那トンネルのズリ
    丹那トンネルのズリ

    冷川の道路沿いの擁壁に、丹那トンネルのズリ石が使われています。

  • 大土肥・ローム層
    大土肥・ローム層

    大土肥の雷電(らいでん)神社下の崖に、ローム層が露頭します。下部層には川を流れた砂礫層があり、その上を三島パミス(約4万7千年前)を含むローム層が覆います。

  • 丹那・採石場
    丹那・採石場

    丹那の断層線近くの採石場の上部層には、赤いスコリア層が見えます。この付近に噴火口があったのでしょうか?

  • 下丹那(しもたんな)・ローム層
    下丹那(しもたんな)・ローム層

    下丹那の畑の崖にローム層が露頭します。

  • 神原(かんばら)・入穴(いりあな)
    神原(かんばら)・入穴(いりあな)

    冷川の不動滝の水源がこの穴の奥にあります。箱根軽石火砕流堆積層を湧水が浸食した小さな穴です。

  • 白山(はくさん)神社・軽石火砕流
    白山(はくさん)神社・軽石火砕流

    畑毛(はたけ)の白山神社の西側の崖に、箱根軽石火砕流の堆積層が露頭します。


TOP