江戸時代初期から始まった庚申信仰に基づいて作られたのが庚申塔です。
六十日に一度やってくる庚申(かのえさる)の日の晩に、人々の体に潜んでいる三尸(さんし)の虫たちが、人々が寝静まった頃に人体を抜け出して、天の天帝にその人の罪や過ちを告げ口する、という道教の教えがあります。三尸の虫たちが告げ口できないように、庚申の晩は庚申堂や宿元に集まり一夜を寝ないで話をする庚申講を開いたということです。
庚申信仰の本尊の多くは、青面金剛明王で、その掛け軸などを礼拝しました。この庚申講を18回続けて達成した記念に、庚申塔を建てたともいわれます。”庚申塔”や本尊の”青面金剛”を文字で刻記しているものが多いようです。庚申の申から、三猿を彫ることもあります。
Information
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見どころ
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肥田・香徳寺・庚申塔 #12
下部に三猿が刻まれています。
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日守・庚申塔 #16
[三界唯一心]
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日守・熊野神社・庚申塔 #23
[万法唯一心]
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日守・東陽院前・庚申塔 #27
[庚申塔]
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日守・庚申塔 #29
[庚申塔]
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日守・庚申塔 #31
[庚申塔]
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仁田・全得寺・庚申塔 #38
[庚申塔]
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柏谷・養源寺・庚申塔 #42
[庚申塔]
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柏谷・公民館・庚申塔 #46
[庚申講中]
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柏谷・公民館・庚申塔 #47
[庚申供養塔]
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畑毛・東光寺跡・庚申塔 #52
[庚申塔]
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畑毛・東光寺跡・庚申塔 #53
[庚申塔]
もっと見る(残り-8)
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畑毛・白山神社下・庚申塔 #55
上部に日輪・月輪を刻し、卍と願文、台座に三猿を刻みます。
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平井・不動堂脇・庚申塔 #63、#64
#63 (左) #64 (右 灯篭型)
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平井・養徳寺・庚申塔 #67
[庚申供養塔]
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丹那・庚申塔 #79
[青面金剛明王]享保五年
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軽井沢・根府川通入口・庚申塔 #84
[三界唯一心]下部に猿を刻みます。
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桑原・熊野神社・庚申塔 #101
[青面金剛明王]
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桑原・熊野神社・庚申塔 #102
下部に三猿を刻みます。
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神原(船山?)・共同墓地近く・庚申塔 #209