日守山を含む沼津アルプスは、伊豆半島が本州に衝突する以前(約1000万年~200万年前)に浅い海底で噴火した海底火山の噴出物と、それから削られた土砂などが堆積した地層が、本州との衝突によって隆起し、その後に浸食が進み今の姿となりました。塚本の森山や畑毛の大仙山も同時代の海底火山の噴出物が隆起したものです。 日守山は正式には、大嵐山(おおぞれやま)と名付けられ、標高191mの低山です。
Information
- あり・無料 20台
- 伊豆箱根鉄道線・原木(ばらき)駅から徒歩約2Km
- あり
見どころ
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山頂からの展望
日守山山頂からは、富士山や箱根、狩野川、田方平野のパノラマが展望できます。ふもとの駐車場から50分前後で往復できるので、近隣の方のウォーキングやトレーニングの場として愛されています。
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オオシマザクラ
春には、中腹のカワヅザクラから始まって、ソメイヨシノや山頂のオオシマザクラでにぎわいます。
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沼津アルプス
日守山は、沼津アルプスの一部です。日守山上空から、沼津アルプスを俯瞰します。
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狩野川と田方平野
狩野川は、沼津アルプスの東麓に阻まれて、富士山の溶岩流・土石流とのあい路を縫って、西に蛇行します。
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男坂と女坂
日守山と大平山の鞍部を男坂といい、昔は日守・下と北江間を結ぶ坂道でした。日守山と茶臼山(左)の鞍部を女坂といい、以前は日守と北江間を結ぶ坂道でした。
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北江間分岐
日守山と大平山の鞍部(男坂)は北江間に下る分岐があります。
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北江間分岐の採石場跡
日守山と大平山の鞍部にある峠の北側に、伊豆石(軟石)の採石場跡か残ります。海底火山から噴出して堆積した凝灰岩を切り出していました。
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雌坂
日守山の東鞍部は、日守と北江間をつなげる雌坂があります。
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茶臼山と雌坂
日守山の東には、茶臼山と呼ばれる小さな山があり、そこで沼津アルプスの終端となります。日守山と茶臼山の鞍部が雌坂です。
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日守の採石場跡
日守地区に、伊豆石(堅石)を採石していた採石場跡が残ります。
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疣水(いぼみず)さん
茶臼山(ちゃうすやま)の麓には、凝灰岩が露頭しています。露頭の下の山神社の傍に、”いぼみずさん”と名付けられた小さな祠の疣水神社があります。霊泉は、いぼを直すと信じられています。