標高765mで、80~30万年前に噴火した湯河原火山が浸食されて残った外輪山のひとつです。古くから、火が峰、日が峰、日金、丸山、国見岳などと呼ばれてきました。
頂上からは360度のパノラマで、伊豆・相模・駿河・遠江・甲斐・安房・上総・下総・武蔵・信濃の十国と伊豆五島(大島・三宅島・利島・新島・神津島)が見えます。
Information
- あり・無料 342台
- JR東海道線・熱海(あたみ)駅からバスあり
- あり
見どころ
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十国峠山頂
十国峠へは、スカイラインの料金所の手前を左に上ると日金山霊園の駐車場に着きます。ここから20分ほどのハイキングで頂上に行くこともできます。
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ケーブルカー
十国峠へは、ケーブルカーが往復していて、簡単に登れます。
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遠望
冬季、晴れて視界の良い日には、スカイツリーや東京タワー・高層ビル群も見えます。
約1000~200万年前(伊豆半島が本州に衝突する以前)に造られた山々
南の浅い海底で噴火した海底火山の根や噴出物の堆積と、それらが侵食された土石などが堆積した地層が、本州との衝突によって隆起し、その後の浸食が進み今の姿となった火山群です。城山・葛城山・森山・守山・静浦山地(香貫山・横山・徳倉山・鷲頭山・大平山・大嵐山・茶臼山などの沼津アルプス)など
約60~20万年前(本州に衝突後)に造られた山々
陸化した伊豆半島で噴火活動を始めた大型の複成火山群です。
達磨火山(達磨山)・天城火山(万三郎・万二郎)・箱根火山・湯河原火山(十国峠もその一部)・多賀火山(現在は玄岳として一部が残っている)・宇佐美火山・井田火山・大瀬崎火山(大瀬崎として残る)など
約15万年~2300年前に活動を始めた伊豆東部の単成火山群: 遠笠山・大室山・矢筈山など
また、北には富士山・愛鷹山や南アルプス、東には真鶴岬などが一望できる場所としても、十国峠は素晴らしいジオサイトです。
南に見える伊豆大島や伊豆五島はフィリピン海プレートに乗って、数百万年後には伊豆半島に衝突しているかもしれませんね。